Ⅳー13 本末転倒の「髪染め強要」・不登校生の訴え

 生まれつき茶色の髪の毛の高校生が、学校から黒く染めるようにと強要され、精神的な苦痛や差別で不登校になり、いつの間にか退学扱いにされていた。

中学でもこのような指導を受けたので、母親は学校側に配慮を求めていたと言う。それにも拘らず、学校側はしつこく黒染めを強要したため、それに従ったものの頭皮はかぶれ、髪もボロボロになったと言う。生徒は昨年の9月、先生から「黒染めしないなら学校に来る必要はない」と言われ、それ以降は不登校となり、今年4月から退学になってしまったと言う。

もって生まれた髪の毛をわざわざ染めたりするものではないと言って禁止しているにもかかわらず、黒色に染めろ! と言うのは本末転倒ではないのか? 

いろんな生徒がいるので規律を守らせるのは容易なことではないと思うが、子供の人権や個性まで無視して、すべて同じような姿や色に染め上げることは如何なものか?


ここで我が家の娘もこれと同じ目にあったことがあるのでひと言代弁しておくことにする。

我が家での子供たちの教育はほとんど妻任せにしていたので自分に言う資格はないのだが、妻と娘に代って申し上げておきたい。

次女が公立高校に入学しほっとしたところ、どうやら規律に厳しい学校のようであった。制服のスカートの丈は?ルーズソックスは・・・と指導され、やはり茶髪は厳禁とのことであった。娘も高校生ともなればもっと自由に伸び伸びとできるものと思っていたので非常に残念がった。まもなく、超ミニスカートにルーズソックスという流行りの最先端を行くようになり、先生の指導を受けるようになった。それにもまして、前述の高校生のように、生まれつきの茶髪に近い髪の毛だったので、先生のチェックが厳しく何度も指導される始末であったそうだ。それにめげず自分の考えを押し通す強い子であったのでそれ以上のことはなかったが悔しい思いを何度もしたそうだ。 母親に対しては別に不良じみたことをやっている訳でもなく、一生に一度しかない高校生活をエンジョイしたいだけだと言っていたそうだ。

 そのやり取りの中で父親としての自分は「もっとまじめに勉強しろ!」と言うばかりであったが、さすが母親は「娘は自分のやっていることは十分承知の上でやっているのであって、私は信じてあげる。」と口癖のように言っていたことを思い出す。

今、その娘も一児の母親になった。子育てに夢中だ。どんなにか子供がかわいいのか・・・、毎日のように赤ちゃんの動画をメールで送ってくる。婆ば(ばあば)の今の唯一の楽しみとなっている。


新約聖書 ルカによる福音書 6章43節
「悪い実を結ぶ良い木はなく、また、良い実を結ぶ悪い木はない。」

子供を信じて育てること、これが親であり、教育者ではないのではなかろうか。

"Ⅳー13 本末転倒の「髪染め強要」・不登校生の訴え" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント